おはようございます。
カブじぃです。
今回は燃料コック〜キャブレターの分解点検とオイル漏れ修理を実施していきたいと思います。
燃料コックはホースが付いたまま作業します。フレームからコックを外してホースをクリップで止めてからコックのパッキンを交換していきます。
燃料コックパッキンが擦れてか破れていました。
右側が新品のパッキンです。
コックパッキンにうすくラバーププロテクタントを塗布しておきます。あとは交換してコックを付けるだけです。
フイルターカップを取り外すとフイルターが付いてなくカップの底に結構なごみがあった。
カップの掃除をしてパッキンを交換して復旧です。フイルターは廃番なので付けることが出来ませんがしょうがないですね。
続いて負圧バルブのOリングの交換ですけど純正品はPLにも記載がなく？社外品で合いそうなOリングを用意しました。ですのでバラして現物合わせしないと分かりません（笑）
Oリングのサイズはピッタリでした（上が新品）このOリングがダメになるとジワジワとガソリンがリークしてキャブレターからオーバーフローすると言う説がありますが、オーバーフローする前にフロートバルブでガソリンは止まると思うんですけどね？
Oリングを交換して燃料コックの点検は終了です。
次はいよいよキャブレターの点検です。キャブレターを取り外すのにはレッグシールド、エアーエレメントを外さないといけません（面倒です）。
燃料ホースを外すとしたらホースが欠けました！ゴムホースが欠けるってどんだけ硬化してるの？ 50年間交換無しなのかな？ ガチガチに硬く外れないのでニッパーで切りながら取り外しました。
やっと取り外しましたがチョーク部が取り外せなく無理をせずそのまま分解しました(´；ω；`)ｳｩｩ
分解してみると内部は汚いです！ これも50年間清掃してなかったのか？
各ジェット類を外してキャブレタークリーナに漬けておきます。
ちなみにメインジェットは詰まり気味でした！ 燃料コックカップのゴミを見るとうなずけます。
キャブレターの部品で出て来たのはニードルバルブのガスケットだけでした。
ちなみにキースターさんで販売しているバンバン90の燃調キットが合いそうみたいなので、次回は試してみようと考えています。
この様に部品が出て来なくなるとこのバイクを維持するのも難しくなります。
せめて販売したバイクがある限り肝心な部品だけは販売してほしいと思います。
故本田宗一郎さんの本の中に自分の会社で売ったバイクが世に1台でもある限り部品は出せと書いてありましたがこういう経営者はもう出てこないと思う。
さて、キャブレターの掃除も終わったので組んでいきます。ニードルバルブ清掃と油面調整（標準22.5mmより2mmぐらい高かった）は念入りにやっときます。
注文して置いた燃料ホースも届きましたので取り付けていきます。
ブースト側と間違えないように印をしておきました。
キャブレター室からホースが出る穴が7ミリなのでなかなか通りません。
元々付いてたホースは内径4mm・外形7mmで新しいホースは内径4mm・外形8mmなので厳しいです。通る穴がカチカチなのでドライヤーで温めながら何とか通りました。
この2か所の穴を通せば後はフレームの中を通して燃料コックにつなぐだけです。
次は燃料コックから燃料タンクまでのホース交換です。
ここも古いホースはカチカチでした。ガソリンタンクの下は狭くてやりづらく時間がかかりました！タンクを外してやった方が早かったかな‼︎
ここもホースを間違いなくつなぎます。
あとはキャブレターを取り付けて終了です。
これでエンジンが掛けられ状態になったのでガソリンを多めに入れて掛けてみたいと思います。しかし携行缶のガソリンが少ししかなかったので買いに行く！
さて、ガソリンを入れてエンジンを掛けてみる！ 5〜6回空キックをしてからスイッチを入れてキックをすると3回目のキックで掛かりました(^^♪ すごい煙幕でガレージ内はすごい事になりました。エンジンはふけあがりも良くもたつきも無く復活です。以前は高速回転時はもたついて頭打ちでしたがキャブ清掃のおかげで絶好調になりました。
また、ガソリン漏れですがバイクを揺らしても漏れないので直ったみたいです。原因は燃料コック負圧部のOリングかニードルバルブの汚れかフロートの油面だったのか分かりませんが結果オーライです。
エンジンを掛けたので再度2ストオイルの漏れを確認したいと思います。
エンジンの下には1滴だけ落ちてました。オイルポンプカバーを開けてみると漏れたオイルを吸い込ませるウエスが入れてありました。ホースもボンドで補修跡があります。でもオイルが垂れてる所はどうもこの後ろ側みたいで場所が特定できません？？？
オイルポンプのホースやOリングの部品も廃盤みたいで出てこないし困りました！
部品が無いのではどうしようもないので、何とか代用品を探すまでこのまま復旧するしかありません。同じように紙ウエスを敷いておきました（笑）。。
2ストオイル漏れのほうは中途半端で残念ですが、今回はここまでで一旦終りといたします。
それではこの辺で また
最後まで読んで頂きありがとうございます。
